タバコヤホーキという名称の由来は定かでありませんが、昔風の煙草屋で婆さんが棚の埃を払ってる図が浮かぶような風情ですな。
箒草でなく稲ワラの穂先を束ねたもので腰が強く、左官道具として売られています。
私のところでは窯詰めの際棚板裏の埃を払うのに用いていますが、使い込んで程よく磨り減ったものは白化粧の刷毛として重宝してます。というより、それを目的として使っています。
左は比較的新しいホ-キ。右は定年後、化粧刷毛として活躍中のものです。
使い勝手の良いものなんですが購入後そのままですとだんだん穂先が抜けていって終いにばらばらになってしまうので、長持ちさせるには使用前の下処理が必要です。
束ねた柄の部分に100均で求めた2液混合型のエポシキ系接着剤を滲み込ませるのが有効。
さて、同様の下処理を行っているのがステンの篩。以前はそんなことなかったのですが、近頃のモノはタガが緩んでいるのか擦り切れる前に網の張りがたるんでしまいます。使用前にはエポで固めることにしております。